外国為替証拠金取引(FX)のレバレッジとは

外国為替証拠金取引(FX)をするにあたり、ぜひ覚えておきたいのが、「レバレッジ」という言葉と考え方です。

レバレッジ」という言葉は、普通の人にとって耳慣れない言葉ですが、投資を行なう場合によく使われる言葉です。

もともとレバレッジという英語は、「梃子(てこ)をきかせる」という意味で使われます。

普通の投資であれば、リスクとリターンを考えて、自分の手持ち資金を、その投資商品に投資するかを決めることになります。

ただ、手持ち資金が十分になければ、投資活動ができないかというとそうでもないのが、外国為替証拠金取引(FX)の特徴なのです。

外国為替証拠金取引におけるレバレッジ

レバレッジは、「梃子(てこ)をきかせる」という意味から転じて、借りたお金を元本にして、その金額以上の投機を行なう取引を表すようになりました。さらに、外国為替証拠金取引では、元本に対する投機的な取引金額の倍率を示しています。

外国為替証拠金取引におけるレバレッジは、FXを扱う取引業者に預けた証拠金(保証金)の額をベースに考えることになります。

もし仮に、レバレッジが5倍であれば、1万ドルを証拠金として預け入れている場合、1万ドル×5倍=5万ドルまでの取引を行なうことができます。

レバレッジが大きければ、リスクは大きくなり、リターンが多くなる可能性が膨らみます。

逆に、レバレッジが小さければ、リスクは小さくなり、リターンはそれほど多くならないでしょう。

このレバレッジと、リスクおよびリターンの関係は、外国為替証拠金取引ではとても重要な考え方です。

外国為替証拠金取引を良く知らない人にとって、「外国為替証拠金取引」は怖いというイメージがあるかもしれません。それは、このレバレッジが高い時に投資を行ない、大きな損失を出した人が、外国為替証拠金取引は危険な商品であると発言することに関係しています。

レバレッジによって、少ない資本で多額の利益を得ることができる可能性が広がりますが、このことは必ずしもメリットだとは言い切れません。手持ち資金以上の取引を行なうことで、もし損をした場合には、その額がとても多くなってしまうのです。

このことがわかっていれば、外国為替証拠金取引は、決して怖いものではありません。

十分に、外国為替証拠金取引に対する知識を増やし、あなたの財産を増やす一つの手段として活用してみましょう。

きっとあなたも、投資の中級者、上級者へとレベルアップし、近い将来財産を増やすことができるはずです。